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お坊さんがお話しする ちょっとためになるはなし(1ページ目)

恭寿新春

ご存じのとおり当山の御本尊様は、弘法大師空海様です。約1200年前、唐の国に渡り密教という新しい仏教の教えを日本にもたらし、真言宗をお開きなられた方です。お大師様の教えは、すべての人がこの身このまま仏となって、いまの世界を仏の世界(密厳浄土)にしていきましょうというものです。日々の生活の中で仏のように考え、仏のように話し、仏のように行動することが大事であると説いておられます。
お大師様は、常に私どもにお救いの御心「慈光(じこう)」を遍(あまね)く照らされておられますので、いつでもお大師様の存在を感じる心をお持ちください。そしてお大師様を心に念じながら合掌して『南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)』をお唱えすることにより、本来自身に備わっている穢(けが)れのない清浄なる心の鍵が開き、御仏に包まれ抱かれている境地と共に、どんな場面でも常に仏様と共に歩んでいるという安らぎと喜びを実感できると思います。
お大師様の御宝前に皆様方の万福とご隆盛をご祈願申し上げ、ご挨拶といたします。

合掌

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