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お坊さんがお話しする ちょっとためになるはなし(1ページ目)

護摩木の功徳


 護摩(ごま)は、物を焼くという意味の言葉で、「護摩祈願」とは、ご本尊さまの前に護摩壇を置き、灯明(智恵の光)よりの火をもって真ん中の炉の中に護摩木と呼ばれる薪を焚き、その火によって私たちの煩悩を焼きつくし、清らかな心になることで、ご本尊様に除災招福、開運厄徐の成就を祈願する秘法です。

 護摩木には三種類あり、このうち一番太い檀木(だんぎ)というものを井形に積み上げていきます。檀木は炎を焚くための一番重要なものであるとともに、仏様へのお供えともなります。この一本一本にお名前とお願い事を皆様ご自身でお書きいただき、奉納されたものが当山の護摩祈願に使われます。つまり皆様のお気持ちが込められた炎が焚かれ、ご本尊様に願いを届ける訳です。

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