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寺宝のご紹介【西新井大師のご案内】

重要文化財

朝鮮鐘

  • 朝鮮鐘の写真

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この鐘は高麗時代前期のもので、その図は松平定信によって編された「集古十種」にも載せられています。龍頭の迫力にやや欠けますが、旗插(はたさ)しにそって上方に伸びた頭部は、前に屈曲し大きく口を開け、笠上の宝珠を噛んで焔翼を旗插しに巻きつけており、右前肢の四爪では宝珠をつかむ見事な造形。上下帯は同型による牡丹唐草の文様で、それぞれの縁には連珠文が施されています。乳(にゅう)は突起のない八葉の蓮華座で郭内の数は四個。高麗時代の三段三列と異なり、二段二列であるのが珍しい点です。前後の八葉複弁の蓮華文の撞座と並んで、蓮華座上に二重の円光を背に智拳印を結んだ仏像が浮き彫りにされ、それらの間には天衣をひるがえす天人像や飛雲なども見られます。

「川北観世音寺主法弘棟/梁郎崇引道副戸長同生/迪良州史守英明賛倉/史寗成長士国真大匠口/先等亦聖壽天長之/愿以金鐘入重五十斤/乾統七年丁亥二月十九日」という銘文より、鋳造は1107年。ちなみに智拳印の仏像は、真言宗の教えで説く大日如来の一つで、この鐘が当寺に伝えられているのも何かの因縁なのでしょう。

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